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波形メモリ (電子音源の合成方式) : ウィキペディア日本語版
波形メモリ (電子音源の合成方式)[はけいめもり でんしおんげんのごうせいほうしき]
波形メモリ(電子音源の合成方式)(はけいめもり でんしおんげんのごうせいほうしき)は、1980年代に頻出したディジタル音源の基本方式の一つ。ウェーブメモリ音源と呼ばれることもある。
== 概要 ==
波形メモリはディジタル信号処理の基礎技術であり、1970年代から「ディジタル楽器全般に共通する基本要素技術の一つ」と認識されていた。

ディジタル音源はもともと1957年コンピュータを使ったソフトウェア音源として誕生した(MUSIC)。 1969年には最初のサンプリング音源 EMS Musys system (ミニコンPDP-8を2台使用)が開発されている。
また専用ハードウェアによる初期のディジタル楽器としては
:
* 1972年 アーレン・オルガンの アーレン・コンピュータ・オルガン(加算合成+波形メモリ)
:
* 1973年 ダートマス大の ダートマス・ディジタル・シンセサイザー (後のシンクラビア. FM音源他、汎用コンピュータ制御)
:
* 1974年 アーレン・オルガン子会社RMIの ハーモニック・シンセサイザー(加算合成+波形メモリ+フィルタ)
等が挙げられる。アーレン・コンピュータ・オルガンは、1969-1972年ロックウェルアーレン・オルガンにより共同開発され、関連特許は開発完了後に全てアーレン・オルガンに売却された。

出典: Allen Organ Company History , FundingUniverce〕
〔永井洋平(楽器創造館), 「ディジタル電子楽器の黎明期と特許係争 」, ミュージックトレード 2005年7月号〕
ディジタル・シンセサイザーには、プレーンなディジタル楽器の要件に加え、下記の要件が加わる。
: (1) 音色合成の操作・調整機能
: (2) 音色の時間的変化
波形メモリ単独ではこれらの追加要件を実現しようがないため、歴史上いくつものシンセサイズ方式が登場した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「波形メモリ (電子音源の合成方式)」の詳細全文を読む



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